上映会を終えて~監督編~

こんにちは!ブログ担当の中島です。2022年度「映像制作実習」作品上映会が開催されてから約1週間。各作品の監督からコメントを頂きました!!

『おはぎ』高橋監督
 上映会に足を運んでくださった方ありがとうございました。この10ヶ月、本当に毎日『おはぎ』を考えていて、1つのゴールとしていた上映会が終わった今はもぬけの殻のような状態で…笑  最初は軽く考えた企画に、愛着?愛情が芽生えて、そこに班のみんなの応援が加わって、夏休みを経て、撮影が始まりました。
 そこからは怒涛の忙しさで、まだ頭の中を整理しきれてないんですけど、、でも、1つだけ思うことは、『おはぎ』は1人では創れなくて、自分は周りの人に恵まれていたなぁということです。反省としては、そのありがたさとか、考える余裕もなくて、周りを見れてなくて、感謝を伝えられていなかったなと。煮詰まると、みんながアイデアをくれたり、がんばれと応援をしてくれたり、私は今のこれ好きだよとか励ましてくれて、もう本当に力になりました。スタッフのみんなには感謝してもしきれないなという思いでいっぱいです。ありがとうございました。
 もちろん、この作品が良くなるように見守って、毎週プロットや脚本を読んでくださった先生方にも感謝しきれません。こんなに向き合ってくれる大人ってもういないだろうなぁと思うし、(自分ももう大人ではあるんですけど笑)私が書いた一文字一文字を読んで、理解しようとしてくれて、その上でもっとこうしたら?ってそんなことしてもらえる機会ないと思うんです。
 悔いはもちろん残ってますけど、この授業を受けられて良かったなと思います。だから、授業に関わって下さった企業様、OB・OGの方々、上映会に来て下さった方も、本当にありがとうございました。来年度のこの授業もよろしくお願いします。
『わたし(たち)の家』川端監督
 まずはじめに、おそらく他の監督たちに比べて短く素っ気ない文章になるであろうことについてお詫び申し上げます。短編といえど、一本の映画を作り終わった後に改めて文章で何かを語ることへの疑問を最後まで拭えませんでした。
 改めてキャストのお二人、撮影場所にご協力いただいた皆様、スタッフ、先生方、何度も脚本を読んでくれた自分の友人たち、そして映画に関係してくださったすべての方へ感謝申し上げます。拙い自分が監督・脚本・俳優と二足ならず三足の草鞋をなんとか履くことができたのは、ひとえに皆さまのご尽力のおかげです。
 来年度もまた、多くの学生たちが映画作りに奔走することと思います。これからも映像制作実習をよろしくお願いします。
『花と修羅』山崎監督
 まずは、足を運んでくださったすべての方たちに感謝をお伝えしたいです。つくづく、作品というのは作って完成、ではなく、観ていただいて初めて完成するのだということを、心の底から感じました。今までで1番来場者数が多かったとのことですが、1人1人にお礼を言って回りたい気分でした(笑)。
 決して1人の力では作れない「映画」という芸術、さまざまな価値観を持った学生が集まる「映像制作実習」という授業の面白さ、大変さ、楽しさを感じ続けた1年でした。
上映会で、監督というのは全てさらされてしまう存在ということを先生方がおっしゃっていましたが、まさにその通りで、自分の至らなさや未熟さを毎日毎秒、痛感するような日々でした。「でした」というより、今でも「あの時、ああすればよかった……」という後悔が何度も何度も押し寄せてきます。それでも、キャストさんの胸に染み渡るような演技と、撮影監督はじめ、たくさんのスタッフの情熱で作り上がった、この世に二つとない映像を見ると、「今」この作品を作り上げられてよかったと、心から思います。
 なかなか撮影に入れないことに不安を抱きながらも、1人も欠けずに作品に向き合ってくれた才能あふれる班員、最後まで見捨てずに言葉をかけ続けてくださった先生方、役に対して真摯に向き合ってくれたキャストの皆さま、授業や班の枠を超えて、惜しみなく力を注いでくれたスタッフのみんな、ロケ地や美術など快くご協力くださった皆様。なんと感謝すればいいのか…‥感謝してもしきれません。嵐のように一瞬で過ぎ去った日々の後で、まだ胸だけざわざわしています。
 最後に、1人でも多くの人にこの作品が届けられますよう、心から願っています。
『誰かの栞』竹内監督
 上映会にお越しくださった皆さま、誠にありがとうございました。必死で走り抜けた10ヶ月の成果をたくさんの方々にご覧いただけたこと、とても嬉しく思います。
 制作期間を振り返ると、本当に夢のような時間でした。辛い、苦しい、でも楽しい、そんな色々な感情に揉まれていたと思います。人と何かを成し遂げる難しさに直面し、1人では何もできないことを突きつけられました。キャストの方々や班員のみんな、先生方、そして陰で支えてくださった皆さまのおかげで、なんとか作品を完成させることができたと思っています。心が折れそうになるときもありましたが、最後まで諦めずに取り組んで良かったです。語りきれないほどの思い出がたくさんできました。そして、またとない貴重な経験をさせていただいたのだなと実感しております。
 「刻々と変わる世界の中で蓄積されていくもの、そして消えていくもの。その変化を受け入れるとはどういうことか」脚本をどれだけ改稿しても、この問いについてだけは、企画当初からブレずに考え続けてきました。今後も引き続き、「誰かの栞」という作品に真摯に向き合っていこうと思います。
 私1人では、到底辿り着けないところまで連れてきていただきました。改めまして、関わってくださった全ての皆さまに感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

重ねてとはなりますが、4作品の初上映にお立会いくださいました全ての皆様、誠にありがとうございました。

(写真:高橋慈郎)

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