こんにちは!『回向』班・広報担当の相馬です。先日は監督の長谷川さんにインタビューをしましたが、今回は助監督の佐川尚央さんにお話を伺いました。映画制作サークルに所属しており、監督をはじめとする制作未経験人が多い私たちを日々導いてくれています。助監督のやりがいや映画制作への素敵な思いを話していただきました。
-よろしくお願いします。まずは映画サークルのことについてお伺いしていきます。大学に入って映画をつくりたいと思ったきっかけは何ですか?
高校生の頃に早稲田の映画サークルの方が作った映画を観に行きました。それは普段見てきた商業映画とは全然違うもので、作った人の想いが伝わってきて、これ作った人すごい超人なんだろうなと思って観てました。でも上映後にトークショーがあって、監督がキャストやスタッフの方たちに感謝を伝えながら泣いていらして、超人じゃなくて同じ人間が作ったんだとはっとしました。そういう裏側をみて、自分もあの人たちのなかに居たいと思いました。
思えば子どものころからずっとものづくりの制作現場や裏側が好きでした。たいやきを焼いているところとかレストランの厨房とか。
-自分がみてきた好きな世界の一員に自分もなりたいと。それで実際映画づくりを始めるわけですが、サークルでは具体的にどんなことをしてきたのですか?
主に制作部で、助監督をよくやってます。誰かのために働くとか、人についていくのが性に合ってるんだと思います。でもこれまではついていきすぎたかなと感じていて、もう少し自分で導けていたら良かったなと思っていました。映像制作実習での映画づくりは、監督主体になることの多いサークルでのそれより”みんなでやる”ことの意味合いが強いので、もう少し自分を出したいなと思ってこの授業を受けようと思いました。
-プレゼンでも最後まで企画が残っていて監督をやりたい思いは感じていました。そんな佐川さんが『回向』を選んだ理由は何でしょうか?
企画内容ももちろん魅力的でしたが、一番大きな理由は監督の力になれるだろうなと思ったことです。映画をつくったことない監督をサークルでの経験を活かしてお手伝いしたいなと。さっきも言ったように自分の意見も作品にとりいれてほしいので、それをしてくれそうな長谷川さんと一緒に映画をつくりたいなと思いました。
-集まった他の班員はどんな印象でしたか?
それまでの授業で目立っていて、個性が強いというかどういう人かわかってる人たちだなとは思いました。顔合わせの瞬間、これからの映画づくりが楽しみになりました。
-長谷川監督は「大丈夫かな…」と思ったそうですが(笑)監督からして佐川さんはどんな存在ですか?
(長谷川監督)序盤に「”助”のつく役職は全部やります!」と言ってくれたのが心強かったです。実際いろんな仕事をやってくれるし、監督が何をすればよいのかも佐川さんに教えてもらってます。
(佐川さん)確かに、事務的なことを管理する助監督としての自分と、監督のパートナーとしての自分の二人がいる感じです。
-監督を助けながら導いているとてもいい関係性で心強いです。まだ撮影は序盤ですが助監督の仕事にやりがいは感じていますか?
はい。制作部としての仕事以外でも、脚本やカット割りなどの話し合いで監督が自分の出した案を採用してくれるのが嬉しいです。監督とは同じような考え方をしているところがあって、やりやすいです。
-事務的なところ以外でも大きく貢献してくださってると思います。今後監督をやってみたい気持ちはありますか?
うーん(笑)やりたいことはたくさんあるんですが、夢を語るのが好きなので実現しなくてもいいです……。
制作実習は自然と人数が集まるのでいいんですが、自分でつくるとなると人を集めるのも大変だから、今はそんなにです。
あと普通に助監督をやるのが好きなので。誰かがやりたいことには自分が納得できていなくても手伝いたいと思います。少なくともその人が喜んでくれるので、自分がやりたいことに時間を割いてもらうよりそっちの方が好きです。
-助監督らしい一言をいただけました。最後にこれを読んでる人にメッセージを!
高校生の私が「いいなぁ、楽しそうだなぁ」と思った映画づくりは、実際やってみたらとても楽しかったです。だから上映会に来て作品をみてくれた方がそのときの私みたいな気持ちになって、なにかのきっかけになれたら嬉しいなと思います。
-ありがとうございました。これからもよろしくお願いします!
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大変な仕事を楽しみながらやってくださっていて、佐川さんが助監督で本当に良かったと思いました。班員一同、力になれるように頑張ります。お読みいただきありがとうございました!
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-上映会情報-日時:2022年1月22日(土)
場所:大隈講堂
入場料:無料
※新型コロナウイルス感染拡大の状況により、変更、中止の可能性がございます。
2021/12/15(水)
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